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黒川温泉

2007年12月05日

川のせせらぎに抱かれる




江戸時代から、諸大名の旅の宿として賑わった黒川温泉。
しかし高度経済成長期、団体旅行華やかなりし頃、渓谷沿いの立地条件ゆえ大型のホテルを建設できず、低迷した時期もあった。
ところが、時代はめぐり個人や少人数が旅行の主体となってきた。
黒川温泉では、コンクリートの高層のホテルのない街並みを生かそうと、看板や植栽に様々な工夫を重ねてきた結果、今では「行きたい観光地」「行ってよかった観光地」など、常に全国でも上位にランクインするほど人気の温泉地となった。

黒川温泉は、筑後川の源流である田の原川の流れに沿い、東西にのびている。
ネオンや看板などはなく、自然の息吹を感じる緑の樹々や、古民家風の建物に、湯けむり立ちのぼる昔ながらの共同浴場…と、情緒あふれる街並みは、浴衣姿でそぞろ歩きしたくなるし、実際、女性グループ、家族連れなど、曜日を問わず、温泉街を楽しんでいる。
平成19年(2007)には、従来、商品しか受賞してこなかった「グッドデザイン賞」を受賞するなど、景観の素晴らしさでも注目を浴びているのだ。

昭和62年(1987)からは、小国杉で作られた入湯手形を導入。20数カ所の温泉旅館の露天風呂から3つ選んで入ることができ、宿によって異なる泉質の湯が楽しめる。川のせせらぎや雑木林を風がそよぐ音、小鳥のさえずりなど、阿蘇くじゅう国立公園の雄大な自然に囲まれ、体がじんわりほどけていく。そんな露天風呂めぐりを体験してほしい。

地図はこちら

黒川温泉
●問合せ/黒川温泉観光旅館協同組
TEL 0967-44-0076
URL http://www.kurokawaonsen.or.jp/

※写真は「山あいの宿 山みず木」の混浴露天風呂“幽谷の湯”
TEL 0967-44-0336
泉質/ナトリウム塩化物硫酸塩泉(中性低張性高温泉)
URL http://www.yamamizuki.com/

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