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来民渋団扇(くたみしぶうちわ)

2008年09月07日

昔ながらの本物だから何十年も人生をともにできる。
上質を知る、これぞ伝統工芸。




 ひと昔前には、昼寝をする子どもたちを団扇で扇(あお)ぐお母さんの姿があった。
柔らかな風が心地よく、なんだか優しい気持ちになれたものだ。

 熊本には伝統の団扇がある。
柿渋で仕上げた薄茶色の和紙は、年を追うごとに色が変わり、しっとりとした風情を添える。
50年、70年と人生を共に出来るような逸品は、そうお目に掛れるものではない。

 幅約2センチほどの真竹を40本に切り分けて、骨組を作り、手際よく和紙を貼り、仕上げていく。
職人が手作業で作り、柿渋を塗って仕上げる団扇は全国でも数少ない稀少な伝統工芸となった。
本物を一つ手にするだけで、心に優しい風が吹いてくる。


創業は明治22年の「栗川商店」。
7寸以上の真竹と手漉きの和紙を使った渋団扇は、創業当時の手法をそのまま守っている


(左)来民の周辺は川や湧水などが多く、水処ならではの文化が栄えてきた。
清らかな流れが涼を呼ぶ
(右)鹿本町の名物の一つ「石のかざぐるま」。
高台にある「一本松公園」で風を受けて、ゆっくりと回り続けている

【問い合わせ】
(有)栗川商店
山鹿市山鹿本町来民1648
TEL 0968-46-2051

Posted by (社)熊本県観光連盟 at 14:00
Comments(0)TrackBack(0)歴史・文化

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